子供の頃からの夢
今日は五反田まで脱毛をしに行った。
先月契約した脱毛(ひざ下)コースの2回目だ。
ふだん地元ばかりにいてあまり街に出ることがないので、久しぶりな感じでなんだか嬉しい。
少し早く着いたので、レミイ五反田をうろうろしていたら、イイ感じのトートバッグを見つけた。今使ってる仕事用バッグは持ち手がけっこうはがれてきて、いい加減痛んできていたので、前から買い替えたかったのだった。
あと無印良品でも欲しいものを見つけてしまった。
これ。
特に「ハーバル」の香りが気に入った。
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街を歩くと、どんどん欲しいものを見つけてしまう。
でも仕事もしているとはいえ決してお金がたくさんあるわけじゃないから、すごく迷う。
でも結局、やっぱり買う!となって、結局いつも戦利品をホクホクとかかえて帰途につく。
まだ学生の頃、早く社会人になりたい理由の1つが、「お金をたくさん稼いで自分の好きなものをたくさん買いたい」だった。
モスとかパスタとか、若い頃は美味しいものばかり毎日食べたいと本気で考えていた。
大好きな店に入って、いいなと思う服を思う存分買えたらどんなに幸福だろうと考えていた。
でも私は氷河期世代で、とうとう収入的に恵まれることはなかった。
それでも今、こうして脱毛サロンに通ったり、バッグや雑貨などのささやかなものならば買えることのできる身分を手に入れたのだ。
大人になると、もっとお金を手に入れられると信じていた。
でも大人になってみると、生きるってことは経費がものすごくかかることを知った。
住居、食費、光熱費、インターネット、保険、税金や年金、学費、子供を養うためのお金...。
それらを払っていたら、とてもじゃないけどお給料なんかすぐになくなってしまう。
生きるってこんなにお金がかかることなんて知らなかったなあ。
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皮肉なことに、今はそんなに食べすぎるとお腹を壊すし、服だって若い頃と比べると、だんだん似合うものが少なくなっていく。
若い頃、満たせなかった物欲を今になって満たしたいのに、大人になると本当に欲しいものじゃなくて、生きるための経費にばかりお金を使っている。
だから大人になったら、本当に好きなものにお金を使うべきだ。