社員が退職することになり色々考えたこと。
先日記事に少し書きましたが、会社の社員が1人退職することになりました。
3年以上がんばって真面目に仕事をしてくれていたのでとても残念なのですが、最後の方は体調不良ということでかなり勤務が乱れており、退職を伝えられた時は「ああ、ついに来たか」と正直半分諦めみたいな気持ちでした。
改めて考えてみると、やはり彼女の中で(コロナ、仕事内容など)多大なストレスがあって、それが彼女自身を少しずつ侵食していったのだろうと思います。本当に今更ですが、こうなる前に私自身がもう少し何とかできなかったのかなという、後悔の気持ちもあります。
言い訳になりますが、私自身も常に余裕がなく、彼女のしんどそうな様を見て見ぬ振りしていました。
同じ会社の仲間なのに「もう少しうまくやればいいのにな」みたいな感じで他人のふりをしてしまっていました。
ようやく先日代わりに入ってくれる人も決まりましたが、次の課題は「辞められないこと」です。
マネージメント側として、「人に辞められない」「人から選んでもらえる」会社にすることが命題だと決意新たにしています。
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話には聞いていましたが、今が求人難だと言われるのがようやくやっとわかりました。
今回50人以上応募があったのですが、半分くらいは40才以上。
ほぼ業界未経験で、ハローワーク→無料の職業訓練校→就活中みたいな人も多かったです。
中には自分と同じ就職氷河期にうまく正規の仕事につけなくて、転々とあちこちを流れていたみたいな人もいました。
いくらweb関連のスクールで一通りのツールを身につけていたとしても、この業界で未経験は、よほど人員に余裕のある会社でないと取れません。
まだ20代なら伸び代もあるので取りますが、35才以上で業界未経験は厳しいです。
せっかく内定の連絡をしても、むしろ向こうから断られたりして、今回本当に緊張の連続でした。
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さて、今後会社をもっと心地よい場所に変えていくために色々変えていかないといけないと思っています。環境や人間関係はなかなか変えられないのですが、仕事のやり方については十分変える余地があると思っています。
たとえば、
・一人で案件を抱えているとしんどいので分担制にする
・人には得意、不得意があるので仕事を最適に割り振る
・無駄な仕事はなくして効率よくする
じゃあ私の得意なことは?私は何をしたらいいか?と考えてみましたが、私は正直細かい作業は向いていません。
ただ何かを思いついたりクリエイティブなことは好きなので、
・発想や思いつきを生かしていく
・マネージメント
をやっていきたいと思います。
そしてこれをするためには、「余裕」こそが自分にとって優先事項なんじゃないかと思うに至りました。
自分に余裕がないと、人に冷たくなり、何もかもが面倒になり、無気力になり、見て見ぬ振りをし、考えることさえ放棄してしまいます。
私が余裕を持つことで、自分が楽になり、周りの人のことを考えてあげられるようになり、必要なことに気がつき、実践する。
そんな良いサイクルを今後は作っていきたいと思います。