以前、家計に関する記事「家計を破綻に導く「普通」幻想の怖さ」でも書きましたが、同じテーマについてもっと詳しく書かれている書籍を見つけました!
いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。
(タイトル、長っ!!)
この本読みたいな〜買おうかな〜。
電子版があれば買うかも〜。
なんて思っていましたら、Webでの連載版を見つけたので、大体の内容において読むことができました。
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「親より豊かになれない時代」のサバイバル術
なるほどー!
つまり、私たちは大体において親の背中を見て育っており、それはすなわち、親が作り出してきた生活空間、経済状況しか知りません。
親がマイホームを買っていたので自分たちも買う、自分が2人兄弟だったから我が子も2人は欲しい、子どもの頃は年に1度は家族旅行に行っていたから、自分が親になったら子どもたちに同じことをしてあげたい・・・。
明らかに経済状況の違う現代において、そういう“親世代の常識”を“子世代”である私たちにそのまま適用してしまうことは、危険なことかもしれません。
そういえば、以前“私の母親がいかに節約に励み、私たちを経済的に不自由させることなく育ててくれたか”について書きましたが、母にそのことを感謝していると話すと、「
でもあの頃は銀行の金利も良かったし、ただ貯金しておくだけでお金が増える時代だったのよ」とのこと。
今の時代の
金利は、ただ口座に入れておけば勝手にお金が増えていくようなものではないことは明白ですよね。
つまり、私の親世代の時代は、「勤勉に働いて、贅沢をしなければ、子ども2人を中学から私立に入れることが辛うじて可能だった」のですが、私たちの時代は、決してそうではない。それは分かっておくべきですよね。
じゃあ、これからの親世代である私たちはどうすればいいの・・・?
私が、子どもが年長になったら仕事をセーブしたいと考えていたのは、実は母の影響がありました。
最初はフルタイムで働いていた母は途中からパートタイムになり、時間に余裕ができた分、私たちにつきっきりで公文や勉強を見てくれ、小学校入学の際にも決して遅れをとらないようにと教育してくれました。
私もそれを聞き、見習いたいー!なんて気楽に考えていたのですが、子どもが小学生頃から、学費や習い事などの出費が少しずつかさみ始める、と言われていますよね。そんな余裕ある働き方が本当にできるのかな?と、思ってしまいました^^;
もちろん、お金よりも、もっと大切なことがあるのは分かっています。
それは子どもと一緒に過ごす時間はもちろん、思い出とか、体験とか、必要な教育とか。
清貧を極めるあまり、親が我慢をしすぎたり、子どもが惨めな思いをしてはいけないとも思います。
しかし、今は「子どもに
スマホ」時代ですし、
目の肥えた小学生が昔では考えられないくらいのお金を服にかけたいと主張する時代。逆に昔よりも、今の方が簡単にお金を消費してしまえる危険な時代かもしれません。
親自身が、自分の価値観をしっかり持って、経済の波をサバイバルに生き抜く精神を持たなければ、親の価値観に従って〜、世間の価値観に流されて〜、ではどんなに高収入家庭でも、お金が全然足りない!と感じる時が来てしまうような気がしました。