波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

安藤美冬を読む〜オール・セルフブランディングの時代へ突入!?

先日Kindle書籍を購入してから、調子づいて引き続き色々購入しています。 やっぱり場所を取らないのがいいですね♪ 特に今は実家なので、本が溜まっていくのを気にしなくて気楽です^^

さて、本日読んでみたのがこちら。

この本は、良くないレビューが多いように見えたので購入を迷ったのですが(笑)、読みやすかったし面白かったです。ノウハウ本というよりは、自叙伝的な感じかな?

安藤美冬さんは、一時期「ノマドワーカー」というキーワードと共に、急に出てきた感がありますよね。去年の“わらっていいとも”に出演された時は、タモリに終始タメ口だったとか何とかで、結構叩かれてたみたい。 何だかアクが強そうな人だな〜という印象があって、何となく避けていたんですが、単なる食わず嫌いだったみたい。

特に今、このブログの運営を通して“自分をブランディングすることの大切さ”ついて悩んでいるので、その手がかりを掴むのに役立ちそうな気がしています。

自分の中にある警告音を見逃さない

「これって本当に自分の人生?」 そう感じたことのある人は多いのではないでしょうか。

私自身、上司と意見が合わない時や、自分がそこに意味がふと見いだせなくなった時なんか、仕事中によく「転職」のワードで検索したりしてました(笑) とりあえず環境を変えてみたくて、自分を変えたくて、そんなことをするわけですね。

大抵の人は、ぐっと我慢するでしょう。 2、3日したら、案外忘れているものです。 けれど、自分の人生に違和感を感じるようになった時こそ、「自分が本当はどう生きたいのか」を考えるチャンスです。自分の中の警告サインは、いつまでも鳴っていてはくれません。

また、「普通な人生を送りたくない」ーー誰しも、若い頃は考えたことがありますよね。 大抵は普通の人生を送り、それで満足していると自分を納得させるのですが。 彼女の場合は納得で終わらずに、その後の行動を起こしていったところに彼女の強さがあると思いました。

安藤美冬に嫌悪感を持つ人は、それができなかったために、自由自在に生きている(ように見える)彼女に嫉妬心を感じるんじゃないかなーと思います。

レビューでは、「彼女だからできた」という評価がありましたが、私にはそう特別なことをしているようには思えませんでした。駆け出しタレントもそうですが、“有名になるなら何でもする”っていうスタンスって、崖っぷちだと案外やれたりしますよね?

今後は皆がセルフブランディング時代へ!

セルフブランディングの時代

この本に出てくる「セルフブランディング」というワード。 Wikipediaによると、

企業や組織に所属しない「個人」が、自らをメディア化し、自らの力でプロモーションすること。

だそうです。 私は、企業に属していてもいなくても、これからは誰もがセルフブランディングしていく時代になっていくと思ってます。 若者の価値観が変わり、従来の「正社員=一生安泰!」なんて価値観は今後ますます崩れていくでしょうしね。(でも実際は、大企業・公務員志向が増えてる昨今・・・)

一つのきっかけは、SNSの台頭です。 SNSを通して、皆が自分を発信できる時代になりました。 そうなると、誰もが自分のプロフィールを入力し、自分についての説明をする機会ができるわけです。他人のプロフィールを見て、「この人と一緒に仕事できそう」「面白そうな人だから会ってみたい!」と感じることもあるでしょう。

日本社会は、“出る杭は打つ”社会なので、個人が目立つことはあまり好まれないみたいですが、一度防波堤が決壊してしまえば、今後、どんどん自分をブランド化する人が増えていきそうな予感がします。

自分スタイルを持つことの重要性

安藤美冬氏は、「自分スタイルの構築」についても書いています。 私らしい服を着て、私らしい名刺、サイト、仕事スタイルで、私らしく生きること。 それがしっかりと構築されていると自信に繋がるし、同時に、“自分の演出”という観点を生み出します。

無個性であることを好む傾向にある日本の女の子たち。 ファッション誌をめくれば、“個性を演出”ではなく、“男ウケ”“ほめられテク”“こなれワザ”など、他人ウケを意識してばかりのファッションが氾濫しています。 そんな中で、生きづらい思いをしている人たちがたくさんいるかも?

この本は、“U25シリーズ”といって、25才以下の若い世代に向けたシリーズの中の一冊とのこと。これを読んで悩める若い世代がヒントをもらうきっかけになるといいなあと思います。 私も若い頃にこういった本をもっと読みたかったなー!

U25 サバイバルシリーズ(ディスカバー・トゥエンティワン)

はあちゅうさんのU25シリーズがなかったので、別の本貼ってみました。 未婚女子は読もう!そして恋愛しよう^^