波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

デュアルライフは可能なのか?マジで考えてみた!

先日の記事で触れた、デュアルライフという生き方。 そんなライフスタイルを実現しているのは、まだまだ一部の人たちというイメージがありますが、もし実際にやってみたくなったとしたら、果たして可能なのか?そして、それを実現するために必要なものって何? 気になったので、デュアルライフについてあれこれ調べたり、考えたりしてみました!

デュアルライフに必要なものとは?

デュアルライフ

まず、デュアルライフを提唱している本田直之氏の対談をネット上で見つけたので、ここでご紹介します。

・2拠点居住、それはライフスタイルの選択  ~ハワイと東京、デュアルライフから見えた「これからの住み方」とは~ http://www.d-laboweb.jp/special/sp65/ 以下、私が興味深いと思った箇所についていくつか引用させていただきます。

投資や運用についてはずいぶん勉強しました。自分が動いていない間も収入があるという状態をつくっておかないと、難しいと思います。あとは、自分なりのライフスタイルを確立するために何かを捨てる決断力が必要です。お金って、欲張っていたら結局いくらあっても足りないんですよ。何でもかんでも手に入るわけじゃないんだから、何かは捨てなくてはいけない。

デュアルライフを実現している人って、特定の人、特別な人たちというイメージがある。「デュアルライフは普通のサラリーマンでは難しい」んだと思います。 普通のサラリーマンは、毎日決まった時刻に、決まった場所に出勤することが定められている。こういう勤務形態だと、あちこちに拠点を持って生活するというライフスタイルは、少ししんどい。 となると、やはりサラリーマンではなく、縛られない形態で収入を持つということは必須なのでしょう。 また、その場合は、当然収入が不安定だということも考慮しておかなければいけない。なので決して贅沢はできず、むしろ代わりに何かを諦める必要も出てくる。また、複数の収入源を持つ“複業”という収入形態も考えておかなければならない。自由に見えて、意外に制約があるように思います。

サーフィンに限らず、こういう生活をしている人は何かしら自分なりのライフスタイルを持っていますよね。ただハワイが好き、というだけでは飽きてしまうと思うんです。人によっては辛いだけかもしれませんし。

私もたまに感じるんですが、「本当に暇すぎると辛い」んですよね。 時間があるのも、やる事があるからこそ有意義に感じるというか。だから、ただ場所を移住すればいいんじゃなくて、「そこでこれをやりたいんだ!こういうライフスタイルを送りたいんだ!」という熱い思いがないと、どこかで無理が生じるように思います。

また、“決まった時間に決まったことをする毎日”って、退屈ですけど、その反面、人の精神や生活を安定させる効果があると思っています。デュアルライフは旅ではないので、毎日が非日常でなくてもいいわけです。

この間、北欧に行ったんですよ。向こうの人たちは、若い時は都心の賃貸物件に住んで、子どもができると郊外に一軒家を建てる。歳をとると、その一軒家を売ってサマーハウスを買う。そして平日はまた都心部で暮らして、週末や休暇はサマーハウスで過ごす。

私も北欧のライフモデルは個人的にとても気になっています。向こうは税金が高いけれど、その分子どもの教育にお金がほとんどかからないので、「家を住み替える」余裕があるのかもしれません。 その点日本では、子どもを持つと、教育費と住宅のダブルでお金がかかります。しかも教育費については、学歴社会が加速しているため、これからも更に上昇していくでしょう。

また、日本の住宅については、非常に“新築志向”が強いです。最近は少しずつ、リノベーションや古い物件を自分なりにアレンジして住む、という方法も出てきてはいますが、当分は「やっぱり新築!」という価値観が、根強く残っていくように思います。

お洒落なイメージが先行しがち? メディアで取り上げるデュアルライフ

デュアルライフ

・都会⇔海辺、アラフォー女性のデュアルライフ事情 http://xbrand.yahoo.co.jp/category/lifestyle/10838/1.html

こちらは、雑誌「Dress」提供の記事ですね。雑誌は夢を売る仕事ですから、お洒落なのは多少の脚色として仕方ないと思いますが、デュアルライフ=郊外=海、なイメージってなぜなんでしょうね?

私自身、海好き故に、デュアルライフに惹かれているという面も否定できません。 大学時代はダイビングに明け暮れましたが、ダイビングが好きというよりは“海が好き”でした。特に砂浜を眺めたり、ただ歩くのが好きで、子どもの頃にもビーチコーミングに夢中になっていた時期がありました。今は全く海に触れない生活ですが、時々ふと海に想いを馳せてしまいます。

本当に海好きな人たちは、たまに行く非日常としての海ではなく、日常の中に海という存在を取り入れたい、その結果としての海の側での暮らしという選択なのかなと思います。

単純に海の側で暮らしたいならば、思い切って海の近くに移り住んでしまえばいいのですが、Dressの記事を見る限り、登場人物は皆、平日は都内、週末は郊外(海)という暮らしを送っています。つまり、都内には人も仕事もあるので、切っても切れない存在。都会=出稼ぎと割り切って、暮らしの中心を郊外に置いた生き方の結果として、デュアルライフを選択する。通勤は確かに大変ですが、これなら普通のサラリーマンでも実現できそうですよ。

デュアルライフを実現しやすい職業とは

デュアルライフ

ただ、やはり比較的デュアルライフを実現しやすい職業はあると思います。

  • 自由業(フリーカメラマン、アーティスト、作家などクリエイティブな仕事)
  • 一定の規模以上の会社をもつ経営者
  • 不動産業などの不労所得
  • IT関連(ネットがあればどこでも仕事可能?)

あたりでしょうか。 職業という制約だけでなく、中学生未満の子どもがいる場合は、本田直之氏のような生き方は難しいでしょう。子どもを置いていくことはできないし、かと言ってあちこち転校させるわけにもいかないし。 でも、こういう例もあるみたいです。

・自由に生きるために、沖縄へのデュアルライフを考えています。 http://happiness2007.com/?p=3049

この方は、今年から沖縄での暮らしを実現させてしまった主婦の方です。34才、私と同い年! 実は少し前から、ブログをウォッチさせていただいていました。こういう生き方もアリなんだな〜。

常識から自由になるにはまず、「不可能だ!」と思う気持ちから脱出することかもしれませんね。 今後もデュアルライフについて、じわじわと追っていきたいと思います。