しあわせはいつもうしろから
息子&娘と両方が風邪をひいてしまったので、朝、保育園に行く前に病院へ寄りました。
この病院にはプレイスペースがあって、以前予防接種をしにここへ来た時、おもちゃにハマってしまった息子が帰りたくないとイヤイヤが勃発した経緯がありました。今回も内心ビクビクしていましたが、病院の方のナイスなサポートで、スムーズに病院から連れ出すことに成功しました。
しかし息子は、そのまま保育園を休めると思い込んでいたのか、保育園の教室に入るなりべそをかき始め、ギャン泣きし始める。
ちょうどお昼ご飯の時間帯ということもあって、教室内がバタバタ。保育士さんも、そんな子どもを構うことができない様子。私自身、その空気に呑まれてしまい、結果、泣いたままの息子を残したまま、逃げるように園を去りました。
そして園へのお迎え時に保育士さんから言われた言葉。
「息子くんは、ちゃんと言い聞かせればもう分かる頃なので、そんな時はお母さんがきちんとケアしてあげてくださいね。」
そんなふうに言われて、恥ずかしいやら情けないやら。
たまらず、ちょうど同じお迎え時にいた、同じく育休中のお母さんに相談すると「イヤイヤ時は無理に登園させず、保育園をお休みして、おウチで過ごしてもいいですね」とも言われたとか。
イヤがっているのに、無理に保育園に行かせることはしない方がいいのだろうか。イヤと言ったら保育園を休めるって思っちゃうんじゃないか。
行かせる行かせない、その線引きってすごく難しい。たぶん答えのない問いに、すっかりへこんでいました。
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そういうモヤモヤした思いをうまく消化しきれず、夫に相談してみました。
「それって保育園側もヘンだよね。自分たちの仕事を放棄してるんじゃないの」なんて言われて、いや、違うんだよなあ。そう感じても、うまく表現できなくて。
「やっぱり、保育園を嫌がったときは、休ませた方がいいのかな」 そんなことを言ってみるものの、「休ませてもいいけど、それで疲れたからって俺にあたらないでね」なんて心ない言葉。。。
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翌朝、同じ保育士さんに「昨日、何だか一方的に言ってしまって・・・気になってました」と声をかけられました。
息子の保育園イヤイヤで、毎日朝から憂鬱になること。
今日は保育園を休ませようか、と思うものの、毎回悩んで、できないこと。
夫の帰りが毎晩遅くて、2人育児にいっぱいいっぱいなこと。
そんな思いを、思わず吐露させていただきました。
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正直な気持ちを話せたら少しすっきり。
帰ろうとすると「わーかわいい。いつご出産されたんですか?」知らないお母さん(←※たぶん)に話しかけられました。
「2ヶ月前です」
「2才差ですよねー」
「はい。今上の子がイヤイヤで大変で・・・」
「うちは3才差なんですよ。やっぱり今イヤイヤで。だけどクラス全員がイヤイヤなんで、かえってほっとしてるかも(笑)」
知らないお母さん(←※たぶん)なのに、また色々悩みを打ち明けてしまって、話をしているうちに癒されていく私。
そう、私、ただ分かってほしかっただけなんだあ〜。
モヤモヤした思いや、悩みやジレンマに、共感してほしかっただけなんだあ〜。
そんなふうに思いました。
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子育てって、答えのない問いに直面することがしばしば。
答えはないものに、こんなに真剣に悩むなんて、いつぶりだろうなと思う。
「しあわせはいつもうしろから〜」というフレーズは、NHKのEテレの「フックブックロー」という番組の歌のフレーズ。
どういう意味だろう?と、最近考え始めています。
(後日談) よくよく見たら、「しあわせはいつもうしろから」の後に「追いついてくるよ」という歌詞がありました。 とにかくがむしゃらにやるしかないのかもしれません。