波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

母乳根性論に囚われない

私は1人目も2人目も、ミルク育児です。(いわゆる“完ミ”ってやつです)

母乳が少ない上に、扁平乳首というくわえづらい短い乳首なので、入院中から保護器を使っていました。 お腹がすいたと泣きわめく赤子の頭を押さえつけて、乳首に保護器をくっつけて、無理矢理吸わせる。 で、お乳が出ない(少ない)ので赤子は怒ります。そこで、ミルクを少し飲ませて落ち着けてから、再度くわえさせる・・・。

授乳が億劫で仕方なく、段々産後ブルーみたいになっていました。 がんばらないといけないのに、なかなかがんばれない自分がダメな人?みたいな、自己嫌悪にもなりそうでした。

母乳信仰で苦しむ人たちの中には、「がんばれば、必ず出るようになる」っていう、いわば“母乳根性論”みたいな風潮もあるんじゃないかな。

がんばれば、できるかも。 でも、できない私はがんばってないということ??というような。

だけど、自分がOKなら、別にがんばらなくてもいいじゃん?

母乳育児根性論

ミルクのメリットは、毎回必ず一定量を授乳できるという点。自分以外の人も授乳ができるし、赤ちゃんがよく寝てくれるし、母体に負担もかかりません。 おかげで1ヶ月経った今、しっかりと体重が増えて重くなっています。 それによく寝てくれるので、私は睡眠もちゃんと取れて、元気です。

それで全然問題ないのに、なぜこうも後ろめたいような、何かに「負けた」みたいな気持ちが残るのだろう・・・? でも、そもそも勝負でも何でもないのだから、自分の気の済むようにすればそれでいいのだろう。

母乳だミルクだなんて、乳児期のほんの些細なこと。 意味のない“母乳根性論”なんかに囚われないで、自分なりの育児を堂々と貫いていきたいなと思います。