母乳根性論に囚われない
私は1人目も2人目も、ミルク育児です。(いわゆる“完ミ”ってやつです)
母乳が少ない上に、扁平乳首というくわえづらい短い乳首なので、入院中から保護器を使っていました。 お腹がすいたと泣きわめく赤子の頭を押さえつけて、乳首に保護器をくっつけて、無理矢理吸わせる。 で、お乳が出ない(少ない)ので赤子は怒ります。そこで、ミルクを少し飲ませて落ち着けてから、再度くわえさせる・・・。
授乳が億劫で仕方なく、段々産後ブルーみたいになっていました。 がんばらないといけないのに、なかなかがんばれない自分がダメな人?みたいな、自己嫌悪にもなりそうでした。
母乳信仰で苦しむ人たちの中には、「がんばれば、必ず出るようになる」っていう、いわば“母乳根性論”みたいな風潮もあるんじゃないかな。
がんばれば、できるかも。 でも、できない私はがんばってないということ??というような。
だけど、自分がOKなら、別にがんばらなくてもいいじゃん?
ミルクのメリットは、毎回必ず一定量を授乳できるという点。自分以外の人も授乳ができるし、赤ちゃんがよく寝てくれるし、母体に負担もかかりません。 おかげで1ヶ月経った今、しっかりと体重が増えて重くなっています。 それによく寝てくれるので、私は睡眠もちゃんと取れて、元気です。
それで全然問題ないのに、なぜこうも後ろめたいような、何かに「負けた」みたいな気持ちが残るのだろう・・・? でも、そもそも勝負でも何でもないのだから、自分の気の済むようにすればそれでいいのだろう。
母乳だミルクだなんて、乳児期のほんの些細なこと。 意味のない“母乳根性論”なんかに囚われないで、自分なりの育児を堂々と貫いていきたいなと思います。