波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

「似合う服がみつかる『おしゃれ断食』」を読みました

お洒落断食とは?

この本は、“服はたくさんあるんだけど、着る服がない”“もっと自分に似合う服を知りたい”“服の数を厳選したい”なんてお悩みの方にぜひ読んでいただきたい本です。

お洒落断食とは、「迷ったら買わない」の精神で、できるだけ買い物を控えることを言うのだそうです。つまり、自分のワードローブを整理し、持っているアイテムを最小限に絞るということ。 “断捨離”の服バージョンと言えるかもしれません。

かく言う私。 以前より服を買う頻度は減ったけれど、その分より厳選して服選びする必要が出てきました。 予算も限られているし、少ない服でより多く着まわしするには、一つ一つの服がフルで活用されていなければいけないわけです。 女性なら、誰もがお洒落でありたいと願いますが、たくさんの服を所有するには、お金や収納するスペースがないと実現できないし、お洒落=着回し力、というように、ただ数を持っていることがイコールお洒落ではないというのはよく聞きますよね。

著者もこの本の中でそのことに触れていますが、以前は月に5万円ほどを服代に費やし、大量の服を所持していたにも関わらず、全く着回しができなかったとのこと。今は大体月5,000円の予算があれば充分お洒落ができているそうです。

月5,000円!!って素敵じゃありませんか? 何かを求めて服を買うたびに、「う〜ん、果たしてこの服にこれだけの価値があるのだろうか・・・」なんて、モヤモヤしてしまう自分とは、もういい加減決別したい。 そんな思いを込めて、こちらの本を購入しました。

まずは自分のイメージを固めよう!

理想の自分をイメージする まず、理想のワードローブを作るためには、“なりたい自分のイメージ”が明確でなければいけません。

自分のイメージを固めるステップとしては、以下のポイントについて考えます。

  1. 現状を知る
  2. 理想・憧れを知る
  3. なりたい自分を考える

ちなみにこれらを視覚化したものを「シンデレラ・ブック」と呼ぶそう。何だか恥ずかしい感じですが、要は理想の自分をイメージしたノートってことですねー!

1.現状を知る

これは、自分がこれまで褒められた服やスタイル、自分の魅力だと思うポイントや似合うカラーなどを書き出します。私の場合、ゆるっとした服、色で言えば白、が自分が似合うスタイルかな〜^^

2.理想・憧れを知る

雑誌等の切り抜きから、自分が心惹かれるものを集めます。 私は以前から雑誌の切り抜き(スクラップ)が趣味で、既に大量にありました(笑) 今回はそれらを厳選する意味でも、特に自分の理想に合うものをどんどん選び出し、上記で作ったノート用に切り抜いていきました!

雑誌の切り抜き 理想の自分のイメージ化

大量のスクラップが、いよいよ役に立ったようです(笑)

今回を機に、それ以外のスクラップは全て処分することにしました。 未練もあるけれど、本当に厳選したものを取り去った今、それ以外のスクラップについては、残す意味はもはやないかな、と・・・。これらは場所も取っていましたし。

3.なりたい自分を考える

自分の理想モデルを、更に明確にし、言語化します。例えば「目黒区在住のセレブママ」など。私の場合、「余裕のあるシンプル志向なママ」というのが真っ先に思いつきました。 “余裕”というのは最近の私が気になるキーワード。それから、以下のような具体的な項目を書き出してみました。

  • 40代頃、中古マンションを購入してフルリノベーション
  • 定期的に海や山など自然と触れる暮らし
  • 食卓を家族で囲む暮らし
  • クリエイティブな仕事をする
  • あちこちの海外に行ってインスピレーションを得、仕事に活かす

こういう感じです。これで自分のなりたい像がより明確になってきたかもです。

面白いですね。服を考えるのに、ここまで突き詰めなくてはいけないなんて・・・。そこまでしないと、理想的なクローゼットにはならず、結局これまで通りモヤモヤとジレンマを抱えたまま服選びを続けることになるなら、一度徹底的に追求してみる価値がありそうです。 (ちなみにこういうのは大好物なんですよね、私。笑)

お洒落の断食、実践編!

服の話

上記のイメージが固まったら、今度は実際にクローゼットを開けて、描いたイメージと異なる服はサクサクと“処分箱”と“保留箱”に入れていきます。 処分箱、は当然すぐに処分するもの。 保留箱、は当面3ヶ月保留にしておく服の置き場で、処分までの余白が設けられています。

私は一応今は安静中なので、これらの作業はしませんが・・・ 帰省中は少ない服で着回しすることになりますので、いずれにせよ強制的に「お洒落断食」を実践することになりそうですが。 妊娠中・出産後なのでお洒落というよりは、ひたすらリラックスできてそのまま寝起きできそうな服ばかりになりそうですね^^;

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以上、「おしゃれ断食」の本をご紹介しました。 興味を持った方はぜひ実際に読んで実践してみてくださいね。 全体的な感想を言うと、著者の思いや考え方がしっかりと書かれており、実践編も具体的で本当に分かりやすく、読んでいて気持ちのよい本でした。 基本的な考え方は、「断捨離」や「ときめき祭り」と同じです。だからこそ、つい手に取ってしまったのかも。

いつか、“理想のワードローブ”を見事実践できた時にはご報告しますね〜!