波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

結婚の決め手と、義両親との関係に思うこと

「結婚の決め手ってなんだった?」と聞かれることがあります。

そんな時、私は「相手のご両親に会って、この人なら大丈夫だと思った」と答えています。

最初に会ってから今に至るまで、ちょうどいい距離感を保てているなと感じます。 べったりが苦手な私でも、月に何回かは義実家に遊びに行き、ご飯などを一緒にいただく関係です。

もちろん、間に夫や子どもがいるからこその気楽な関係でしょう。 でもなぜか安心できて、顔を見るとほっとします。 相性がいいのかもしれません。 結婚のメリットって、「自分が生まれ育った家庭以外の家を知る」なんてのもあるなあ。なんてしみじみ感じます。

結婚相手の両親は、自分が選んだ親?

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「親は選べない」という言葉があります。

私は自分の両親と決して仲が悪いわけではありませんが「合わないなあ」と感じることも多いです。

一緒にいると、なぜか緊張する。 気を使ってしまう。普段、ほとんど電話もメールもしない。 お義理程度に、年に1回か2回、子供の顔を見せるのを名目に、帰省するだけ。 正直、実家に帰ると「早く自分の家に帰りたい」と思うことも多く。

私はあまりスピリチュアルなことを信じないのですが、江原啓之さんの本を以前読んだ時に、心に残った言葉がありました。

それは、

「結婚相手の両親は、自分が初めて自分の意思で選んだ親だ」

という言葉でした。

初めて、これまでのモヤモヤが晴れた気がしました。

よく考えればそうですね。 結婚相手は自分で選ぶのだから、それは相手の家族も自分で選んでいると同じこと。 関係が深まらなければ、相手の家族と会う機会はありませんが、だいたい本人を見ると親の顔が見えてくるもの。 大抵は、その資質や、家庭の雰囲気を受け継いでいますよね。

そういう意味で、私は夫の両親と初めてお会いした時、「彼と結婚しても大丈夫だ」と思ったのです。

夫と同じおおらかな雰囲気。気さくな人柄。親しげな笑顔でした。 それは今も変わりません。

義両親との関係。それは夫との関係でもある。

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もちろん、7年の結婚生活の間に義両親との間にトラブルはありました。 でもそれは一生引きずるような恨みにはなっていません。 まあ、忘れることはないけれど...ご両親を恨んでいません。

それよりも、もらっていることの方が多い気がします。 家に行くと、いつも笑顔で迎えてくれること。 美味しいご飯をご馳走してくれること。 私を嫁としてというより、娘みたいに扱ってくれること。 子どもが熱を出して仕事を休めない時、すぐに家に来てくれ、見ていてくれること。

本当に感謝です。

自分の両親との関係

家を出て初めて、自分と親との間に物理的にも心理的にも距離ができ、これまで当たり前と思っていたことがそうでもないことや、知らなかった価値観を知った気がします。 だから、たまに実家に帰ると息苦しくなる(笑) そんなこともあるのだなあーと思います。

特に、母親との関係ですね。

結構、気づかないうちにすごい影響を受けてたりします。 怖いのは、自分の価値観だと思い込んでいて、実際にはそれが親の価値観だったりすることです。 自分の底からの価値観じゃないので、間違っていることに気づけない。 だから、理由は分からないけどうまくいかないこと、多分あるのじゃないでしょうか。

女性は嫌でも母親から影響を受けるので、母親べったりで、かつ人生がうまくいかない人は、一度離れてみることをお勧めします。