波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」を読み返しました

ここまでの一連の流れとして、本田直之氏の著書をいくつか紹介してきましたが、もしもっとこういう考え方について読みたい!という方には、ぜひ四角大輔(よすみ だいすけ)氏の著書も読んでみることをお勧めします。

四角大輔氏ってどんな人?

ニュージーランドの風景

(Photo by Piotr Zurek)

四角大輔氏も、同じく「デュアルライフ・ノマドライフ」を体現している一人。 歌手の絢香やSuperflyを世に送り出した元音楽プロデューサーで、年齢は確か30代(確か同い年だったような・・・?)とまだ若く、そのためか本の内容はグッと分かりやすく、親しみさえ感じさせる気さくな語りかけになっています。

四角大輔氏は現在ニュージーランドの永住権を取得し、日本とのデュアルライフを送っているそうですが、本田直之氏が海だとしたら、四角大輔氏は山、といったところでしょうか。元々フライフィッシングという釣りが好きで、湖畔の側で暮らしたいという思いがニュージーランドに住むという選択に繋がっていったそうです。

「自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと」を読みました

半年前くらいに購入して、面白い本だと思い、本棚にしまっておいたのですが、昨日久々に引っ張りだして読み返してみました。

前述しましたが、本当に読みやすい。あまりごちゃごちゃと書かれていなくて、1文1文がシンプルだからかも。 そして何となく、文体からはどことなく気さくで謙虚な雰囲気が漂ってきて、「これなら自分でもできそうだな」なんて思えちゃいそうなところが不思議です。本田直之氏の著書は、既にベテランだからか、先駆者としての気概というか、カリスマ性みたいな落ち着きがあり、やや近寄りがたい雰囲気だったのですが。

さっそく本を開いて読み進めると、まず最初に「デスクの上の余計なものを排除しよう」と、いきなりガツンと切り込んできます。でも何だか説得力があるので、不思議と手を動かしたくなる。とりあえず何か捨てたくなります! 内容的には本田氏のものとそう変わらず、「余計なしがらみを捨てる」話や「身の回りをシンプルなもので固める」などといった内容。日常に疲れた人やあれこれ抱えすぎた人にはぜひ読んでみてほしいです。

本当の自由って何だろう?

真の自由とは

デュアルライフ、ノマドライフ・・・その価値観の根幹にあるのは、「自由」というキーワード。私の中に、自由という言葉に惹かれる部分があるのは確かです。

けれど、本当の自由って一体何なのでしょうか? 決まりきった仕事から解放されていること?経済的に豊かであること?結婚など家庭に縛られていないこと??

自分は大学時代、自由に使える時間がとてもあったにも関わらず、将来への不安が先に立ち、真に“自由だ!“と感じたことがあまりありませんでした。 それに、いくら時間があってもフリーターやニートの人が本当の自由人であるようには思えません。

真の自由とは、精神的、物理的に自由であること。それにはまず、自分の思考が解放されていることが必要なのではないでしょうか。 自由というものが、外界によって左右されてしまうのであれば、それは真の自由とは言えませんよね。真の自由人は、その人自身の精神が解放されているので、ちょっとやそっとの刺激では簡単には壊れません。

今すぐというわけにはいかないけれど、少しずつ自分の精神が解放されて、自由な状態に近づけたらなあと思います。