波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

もっと身近に赤ちゃんの存在を

久々にママらしい話題を。

ベビーカーマーク、優先スペースに登場!

つい先日「ベビーカーマーク」が発表されたと話題になっていました。 ベビーカーマークとは、電車やバスなどでベビーカーを折り畳まずに使うことができる優先スペースを示すそうです。

ベビーカーマーク

以前から「泣きわめく赤ちゃんを飛行機に乗せるな問題」とか、同じく「赤ちゃんが新幹線でうるさい問題」とか、赤ちゃん(&子連れママ)と、公共の場のモラルとの兼ね合いは何かと取りざたされてきたわけですが、この「電車でベビーカー畳むべきか否か問題」もその一つでした。

このベビーカーマークの登場によって、そういった問題を解決することができるのか?一人の母親として、とても興味深いです。

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ネット上では賛否両論なようで「マナーがなってない母親がいることも事実」「本当はこんなマークが必要ない社会になってほしい」など様々ですが、母親の立場の私からしてみると、「社会全体がもっと寛容になればいいな」と感じます。

私自身、たびたび電車にベビーカーを乗せてきましたし、確かにベビーカーは大きい物だと少々邪魔に感じてしまうくらい場所を取りますが、だからといって「邪魔だから公共の乗り物を使用するな」と排除するようでは、日本の文化的成熟度を疑ってしまいます。

人から聞いた話によると、日本では「他人に迷惑をかけないようにしなさい」と教わるけれど、外国では「あなたも他人に迷惑をかけているのだから、人のふるまいを許すようにしなさい」と教わるとか。その方が何だか前向きだし、優しい気持ちを持てそうですよね?

もっと身近に赤ちゃんがいればいい

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日本人って、公共の場だと特に「他人は他人。知らんぷり」みたいなところがありますよね。「赤ちゃんと公共問題」でも結局は「赤ちゃんを育てたことがある人 vs ない人」みたいになりがち。“人ごと”だから冷たくなってしまうのかなあ、と思うんです。

だから、普段の生活にもっと赤ちゃんと触れる機会があればいいのになあ、と思いました。イメージとしては、まさに社会全体で赤ちゃんを包み込むような感覚です。

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今の時代は核家族化と少子化で、赤ちゃんに触れる機会が極端に少ないような気がします。 私は自分が生んでみるまで、赤ちゃんに触れる機会が全くなくて、自分が妊娠して初めて、周りのベビーカーのお母さんの姿が目に入ってきたくらい。

たとえば中学生の授業で命の大切さについて教えるなら、実際の赤ちゃんを抱っこしてみるとかね。 そう考えていたら、こんな取組みがあることを知りました。

>>赤ちゃん先生プロジェクト (公式HPよりもgreenzの記事が分かりやすかったのでリンクはこちらにしました)

赤ちゃんって、触ると柔らかいし、屈託なく笑うし、癒し効果もあると思います。そんな赤ちゃんを、母親だけに独り占めさせるのは勿体ない!(笑)

「子育てって大変だもんね」「赤ちゃんって、すぐ泣くもんね」「子連れって不便だもんね」そんな共感の思いが、みんなを優しい気持ちにさせる社会になるといいなと思います^^