波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

田中圭一「うつヌケ〜うつトンネルを抜けた人たち」を読みました。

少し前に、TVで紹介されていた本。

うつヌケ〜うつトンネルを抜けた人たち

 

この本に興味を持ったきっかけは、この漫画を描いている田中圭一さんでした。

田中圭一さんは、かの手塚治虫そっくりな絵柄で、割とエッチめな漫画を描かれる漫画家さんです。 私は手塚治虫作品は割と結構読んでおり、本屋で見かけたときから気になっていました。

が、何しろ立ち読みするにはなかなか恥ずかしい内容の本ばかりで(汗)、なかなか手に取れずにいました。

でも今回は、「うつ」というものに興味があったこと。 話題本ということもあり、さっそくKindle版を購入して読んでみました!

「うつ抜け」を読んで思ったこと

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「Karoshi(過労死)」という国際的にも通じるワードを生み出した国、日本。 経済的には豊かでも、国民性なのか生真面目で、失敗することが許されない雰囲気がありますよね。

「うつ」じゃなくても「プチうつ」程度なら誰しもなりかけたことがあるんじゃないかな。

私も精神的にタフなタイプでは決してなく、ぐっと落ち込んだまま、なかなか浮上できないこともしばしばあります。 最近は、深夜に目を覚ましてそのまま寝つけなかったり、現実逃避でスマホ(ネット、ゲーム...etc)に依存することも多くなっていました。

心のどこかで「私はいつか精神的に病むんじゃないか」と思うことも、あります。

だからこの本を読んでみたのですが、精神を病むということは、誰にとっても案外身近であること。うつってどんな精神状態なのか。そしてうつを抜けだす具体的なきっかけやエピソードが紹介されていて、なんかためになる感じでした。 また、漫画という表現方法も、重いテーマをライトに読めて良かったです。

うつにならないために

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「うつ」になるきっかけ。それは人それぞれですが、共通しているのが「自分を否定すること」。 何かのきっかけで自信をなくしたり、自分を嫌いになったり。 自分なんて必要とされないと感じたり。

そういうことが引き金となることが多いようです。

だから、うつから抜け出すには、逆に「自信を取り戻すこと」。 自分を肯定し、必要とされていると感じること。

が効果があるようです。

また、天気とうつとの関連性も書かれていました。

朝から雨だと、途端に萎える私は「わかる!」と思いました。

雨も苦手だし、暑いのも寒いのも苦手です。 とにかく体に負担がかかると、すぐにメンタルに影響する私。 逆に、心地よい気候だと元気になります(笑)

そういう人、多いんじゃないでしょうか。

大事なのは、自覚すること。 落ち込む原因を分かっていること。 「自分をよく知る」ということですよね。

私もこの本をきっかけに、もっと自分のこと(身体、メンタル)をちゃんと知っておこう。と思えたので良かったです。 おすすめ!