波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

働くこと、について考えてみた

青空

休職してから、半月が過ぎました。 毎日ゆったりとのんびりと、少し前からは信じられないようなパラダイスな日々を送っています。 もちろん極力安静にしていて、特に刺激のない毎日なのですが、それでもあの忙しく、頭をフル回転させた日々から解放された喜びは大きい!

働き続ける、を選択する高齢者が増えている

「高齢者が働くということ」についての特集をニュースで見ました。定年後も引退することなく再就職して働き続ける高齢者が増えているとのこと。 年々労働人口が減ってきているし、年金の受給開始年が引き上げられるということで、「定年後も働き続ける」ことを選択する人たちは今後更に増えていきそうです。

ましてや、平均寿命が上がったことにより、今や80才、90才でも元気な高齢者。 60才なんてまだまだ若い!と言われてしまいそうな昨今です。

年金受給年齢を70才まで引き上げる」という政府の発表を見たときは、「年金なんてもらえるかどうかも分からないのに、ギリギリまで働かせる気か!」なんて、つい反射的に怒りの感情が湧いてしまいましたが、自分が高齢者になる頃には、70才まで働くのは当たり前な時代になっているかも。

女性の雇用も今後ブームになる予感?

また、最近は政府の女性の雇用政策の影響か、「女性の雇用問題」についての特集もTVでよく見かけるようになりました。

働く毎日は充実感ややりがいもあり、それはそれで良かったかなと思うのですが、あとちょっとの余裕がないもんかな〜とやっぱり考えてしまいます。 特に子どもがいると、保育園の送り迎えや食事、お風呂などやることが多すぎて、体力的にも精神的にもいっぱいいっぱい。 もしこれからWMになろうというお母さんがいると、「充実してるけど、大変だよー!」ときっと言ってしまうと思います。WMという選択は、体力、精神力がないとまずやっていけないというのを身をもって知っています。

少子化の影響で、労働人口が減っていく日本。 いわゆる3Kの仕事に従事させるために、移民を受け入れようという考えが政府にはあるようですが、それよりも、ニートや富裕層以外の主婦の活用の方が先ではないのかな?と思います。

働くことができる人たちがなかなか労働に従事しないのは、労働する場所がないというよりも、「働くこと=しんどいこと」という価値観が一般的になっていて、働くことに抵抗感を感じている人が多いからではないでしょうか。 それは分かります!働くって本当にしんどいですから。特に日本では。 ブラック企業という言葉で言い表されるように、誰でもできる仕事は、キツイ、低賃金、長時間、など悪条件が揃ってますしね。

働くこと=お得♪な社会になればイイ

でも、「働くこと=お得!」な価値観が一般的になれば、自ずと誰もが働きたがる社会になると思うんです・・・。

働くと、税金が控除されてお得♪ 働くと、社会保障が受けられてお得♪ 働くと、○○があってお得♪・・・

それに加えて、働くことへのハードルをもっと低くすること。 社会経験がなくても、簡単に就ける仕事。 空いた時間を有効利用して、気軽にできるスキマ仕事。 そんな仕事があれば、「ちょっと働いてみようかな?」なんて思う人が増えるかもしれない。

今の社会は、働く人から税金をガッチリ取り、生活保護を受けた方がお得♪なんて価値観が蔓延している世の中ですよ・・・。若い人たちが、労働を嫌って安易な方向に流れるのも仕方ないですよね。

労働人口をもっと増やして、代わりに、朝から夜まで疲弊するまで働き、会社のために身を粉にして働いているいわゆる働き盛りの男性たちの負担をもっと減らしてあげたい。 その結果、子どもを持つ男性が育児や家事に参加する時間がもっと増え、少子化問題の解決の糸口になるかもしれません!

とにかく、今の社会は、100か0か。労働の負担が極端すぎます。

日本という国の経済成長率は落ちるかもしれませんが、長い目で見て、北欧諸国のような「精神的に豊かな国」に繋がるのなら、その方がいいなあ。 いくら経済成長率が高くても、国力が高くても、自殺者が多い国なんて嫌だ!!

なーんて思いました。