波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

新しい価値観にちゃんとついていこう。

最近、世の中の価値観が急速に変化しているのを感じます。

たとえばLGBTについて。

LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダー、それぞれの英語の頭文字からとったセクシャルマイノリティの総称ですが、少し前まではそういった言葉すら世間には広まっていませんでした。

 

「男らしい」とか「女らしい」という概念すら今は古いとされ、小学校ではニックネーム禁止、男子も女子も等しく○○さんという呼び方が推奨されているそうです。

 

直接的な暴力ではなくても心理的や社会的な圧力をかけることを○○ハラと呼び、マタハラやパワハラモラハラなどと言った新しいワードも今は当たり前となりつつあります。

 

そして少し前までは、男は稼いで女は家を守るという専業主婦が当たり前でしたが、ちょうど私の世代くらいから共働きが増えました。

男性も育児に参加することが求められ、イクメンといった言葉も生まれました。

 

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私は40才で昭和生まれですが、既に新しい価値観に追いついていくのに精一杯です。

私の会社には5才〜10才くらい年下の若い人たちがいるのですが、うっかり「結婚しないの?」とか「子供は?」といった言葉を気軽に投げかけてしまわないよう本当に気を付けないといけません。

実は私は若い頃に本当に何気なく、結婚した人に「お子さんまだなんですか?」みたいな言葉を言ってしまったことがあって、あれはNGだったのだと後から冷や汗をかきました。

昭和世代だと、まだこういう感覚の人は意外にいるのじゃないかと思います。

 

うっかり踏みつけてしまいそうな地雷を他にもあげてみましょう。

・母乳信仰(えっ、母乳じゃないの?)

・保育園はかわいそう信仰(子供と一緒にいられないのかわいそう)

・一人っ子かわいそう信仰(きょうだい作らないの?一人っ子かわいそう)

・ベビーフードは手作りして当たり前信仰(手作りしないのかわいそう)

 

などでしょうか。

とにかくこういった信仰は過去に私たちが同質化(人と同じが当たり前、安心)していた過去の悪習であって、これからの時代は人が人と違うのは当たり前という価値観の世の中なので、無邪気に人を古い時代のものさしで測ったあげくに失言しないよう気を引き締める必要があります。

 

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テレビは未だ古い価値観に捉われています。

少し前に不倫した芸人の謝罪会見がメディアを賑わせていましたが、若い人から見ると「何で必要なのか分からない」「あれはいじめじゃないか」「見てて不愉快だった」という意見も多くあったみたいです。

 

そもそもあれは誰のためにやったんでしょうか。スポンサーでしょうか、それとも視聴者でしょうか。

私個人の考えとしては、テレビ業界が他に面白いネタがあまりにないので、話題作りまたは炎上のためにあえてああいうことをやり、テレビ業界を沸かそうと考えたのではないかとすら感じました。それくらい視聴者の立場に立った映像ではなかったということです。

テレビの謝罪会見で見られたようないじめや糾弾、人が辛そうに涙を流して謝罪するような映像が面白いなんてのは、すでに時代遅れの価値観としか思えません。

若者はつまらないと感じたらすぐにテレビを消してYouTubeで自分の好きなチャンネルを見るでしょう。これではテレビ離れがどんどん加速するのも仕方ないなと感じた出来事でした。

 

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じゃあどうやって若い人たちの価値観を自分も取り入れていけばいいのでしょうか。

たとえば自分の子供を通じて文化を知って、理解するというやり方もあると思います。

「わっかいね〜!」とか「今の音楽って全然分からないよね」とか言っていないで、積極的に興味を持って話しかけたらきっと教えてくれるでしょう。

またはネットで自ら興味を持って検索してみてもいいでしょう。

ネット上にはたくさんの役に立つ情報があふれているし、今より簡単に人と繋がることもできるので、やり方や考え方を教えてもらうことができます。

そして面白そうなものは自分もトライして楽しんでみると良いでしょう。

そういう姿勢があれば、新しい価値観にちゃんとついていけるんじゃないかなと思います。

 

とにかく、今は令和の時代。

古い昭和の時代の価値観は捨て去って、新しい価値観をちゃんと自分の中に取り入れていきたいです。