4才と6才に「はじめてのおつかい」させてみた話
先日、4才の娘と6才の息子に、「初めてのおつかい」デビューをようやくさせることができました。その様子をレビューしたいと思います。
事の経緯
息子が4月から小学校に上がることをきっかけに、少し前から自分でお金のやり取りや一人で買い物などをさせたいな〜と思っていました。
でも私が側についていると、つい口出ししてしまったり、我慢してじっと息子の様子を見守ることができないので(笑)、なかなかそういった機会がありませんでした。
ある日曜日の朝、息子が急に「たい焼きを買ってきてあげる!」と言い出しました。「僕だけで行ってみるよ〜」と。それに伴い娘も「私もついていく」と言い出し、2人ともその思いつきに気分が高揚したのか、踊ったりはしゃいだり、もう興奮状態がすごい(笑)
正直、心配もあったのですが、この機会に行かせてみるか!?と、私も決意。
以前買っておいた財布に1000円を入れて、念のために買うもののメモも持たせて、送り出しました。
本当に大丈夫?子どもたちだけでのお買い物...
正直な話、送り出して5分くらいで、私はもうソワソワして「道に迷ってないか?」「何か困ったことになってないか?」「事故に合わないか?」...心配事ばかりが頭に浮かんでしまう状態に。
過保護と言われてしまうとそうなのですが、やはりまだ4才と6才。子どもたちだけで歩かせるには少し早い年齢かもしれないなあと思いました。
たい焼き屋さんまでの道のりは、歩いて10〜15分といったところでしょうか。
大きな道路などを通ることもなく、商店街の中なので安全面では大丈夫でしょうが、万一道に迷ったりすれば、大騒ぎになるでしょう。
結局、いてもたってもいられず、子どもたちを追って私も飛び出しました。
おつかいできてた?心配の結果...
5分くらいだと、子どもの足だと追いつけるだろう...そう思ったのですが、どこにもいません。焦った私は、目的地とは逆方向の大きい道路にまず見に行ったのですが、それらしき2人連れはいませんでした。
まさかもう目的地に着いたの?さすがに早くない?と、たい焼き屋さんを見に行くと、なんとシャッターが閉まっているではありませんか!
え?今日、店閉まってた!?
と、近寄ってみると、シャッターが少し空いてる...
シャッターの奥には...見慣れた顔が2つ、ありました!
どうやら、たい焼き屋さんの開店は11時からで、開店前に行ってしまい(時計を見ると10時45分でした...)、お店の人に、店内で待つよう言われて待っていたみたいです。
なんだ。心配することなかったんだ...
息子は店内で絵本を読み、大人しく待っていました。
娘は店をこっそり覗く私に気づくと「早く帰って!」とジェスチャー。邪魔者扱いされてしまいました。(笑)
もう大丈夫...と店を後にしたおよそ10分ほど後、無事に子どもたちが帰ってきました。
自分たちだけでお店に行き、買い物をしたという達成感で顔をほころばせて(笑)
初めてのことなので、つい過剰に心配してしまいましたが、結果的にうまくいったようです。
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「初めてのこと」を子どもにさせるには、親もなかなか勇気がいりますよね。
でも、改めて子どもたちへの信頼感が増したし、4月から小学生になる子どもをもつ親にとって、子どもを自立させる小さな一歩になったのかな?
少しずつ、少しずつ、こういったことを積み重ねることで、そろそろ親も心配性から脱却できたらいいなあ...と思う出来事でした。