波のまにまに。〜すなみちな日々。

すなみち@楽に生きる方法を模索中。40代ワーキングマザー。日常の思考の波間からなるべく丁寧に言葉を拾って紡ぎたいなと日々言葉を紡いでいます。

母との関係、両親との関係...全ては相性でできている?

私が19歳の頃、初めての彼氏ができました。 とてもとても嬉しくて、さっそく母に報告しました。

すると「彼は何学部?」と聞かれました。 私は「経済学部」と答えました。

すると母は、「なんで工学部の彼氏じゃないん?経済学部なんか将来性ないわ!」と言うので、びっくりするとともに、ショックだった記憶があります。

その後私は、経済学部の彼氏とは別れて、工学部の彼氏をつくり、誇らしげに報告しました。「今度は工学部のカレだよ!」 今度こそ何か言ってくれるだろうと思ったのに、母は何も言いませんでした。

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思い返してみると、母が本当に私を認めてくれたことなんて、人生の中で一度もなかったような気がします。

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母親と娘の関係は、時には少々複雑で、面倒臭くなることも多いようです。 やはり一番身近な同性ということなのか。 母親は娘に自分の価値観が正しいと刷り込み、娘はそんな母親に反発する。 一卵性母娘、という言葉もあります。

母が私を嫌っているとは思っていません。 母は母なりに私の幸せを信じ、心配し、いつでも最大限尽くしてくれていると感じています。 でも、合わないこともある。それだけのこと。

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友人や恋人なら自分で選べるけれど、親は選べませんね。 不思議な話だけれど、自分が結婚したとき、会場の隅に立つ両親を見て「まるでどこかのいい人たちみたいだなあ」と感じました。 物理的に親から離れてみて、やっと客観的に、親の姿を見ることが出来たんです。

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今、自分が子育てをしていて、やっぱり相性というものを感じることがありますね。 子どもが自分の期待するとおりに進むわけじゃない、自分の価値観を押し付けてはいけない、そんなふうに思いながら、子育てをしています。